歯石は自分で取れる?――自宅ケアの限界と「歯を失わない」ための正しい歯石対策|渋谷駅C2出口徒歩1分の歯科・歯医者│渋谷おおの歯科・矯正歯科

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歯石は自分で取れる?――自宅ケアの限界と「歯を失わない」ための正しい歯石対策

歯石は自分で取れる?――自宅ケアの限界と「歯を失わない」ための正しい歯石対策|渋谷駅C2出口徒歩1分の歯科・歯医者│渋谷おおの歯科・矯正歯科

2026年2月20日

歯石は自分で取れる?――自宅ケアの限界と「歯を失わない」ための正しい歯石対策

「歯石って、自分で取れますか?」

ネットで“歯石取り器具”を見つけたり、SNSでセルフ歯石取り動画を見たりすると、「自分でもできそう」「歯医者に行かなくてもいいのでは」と思ってしまう方もいるかもしれません。

でも、ここは最初にハッキリお伝えします。

歯石は、自分では安全に取れません。

そして、自己処理を頑張るほど、歯ぐきや歯を傷つけたり、歯周病を進めてしまうことがあります。

この記事では、歯石の正体から、自宅ケアの現実的な限界、セルフ器具のリスク、歯科で行う歯石除去(クリーニング)の意味まで、丁寧に解説します。最後に、通院の頻度や予防のコツ、よくある質問もまとめます。

そもそも「歯石」とは何か:汚れではなく“固まった細菌の温床”

歯石は単なる“汚れ”ではありません。

歯石の元は、歯の表面に付着する「歯垢(プラーク)」です。

歯垢(プラーク)は、食べかすではなく、細菌のかたまり。歯垢が残ったままになると、唾液に含まれるカルシウムやリンなどのミネラルと結合し、時間とともに硬くなっていきます。硬くなった状態が、歯石です。

ポイントはここです。

歯石の表面はザラついていて、さらに歯垢がくっつきやすい状態を作ります。つまり歯石は、**細菌が増える“足場”**になり、歯周病を進める大きな要因になります。

歯石は歯ブラシで取れる?――答えは「取れない」

「いつも丁寧に磨いているのに歯石がつく」と悩む方がいますが、それは珍しいことではありません。

歯石は、磨き残しが続いた結果としてできるとはいえ、一度歯石になってしまったら歯ブラシでは取れません。

歯石は歯の表面に強固に付着しています。歯ブラシの毛先で削り取れるような性質ではなく、表面の硬さも増していきます。頑張ってゴシゴシしても、歯が痛むだけで歯石は残り続け、むしろ歯ぐきを傷めることがあります。

ここで大切なのは、

「歯石がある=磨けていない」ではなく、

「歯石がある=歯科で除去が必要な段階に入っている」

という理解です。

市販の歯石取り器具は危険?――“やめた方がいい”理由を具体的に

セルフ歯石取り用の器具(スケーラーのような形のもの)が販売されています。結論として、歯科的にはおすすめできません。

理由は大きく分けて5つあります。

1)歯と歯石の境目が見分けにくく、歯を削りやすい

「歯石だけ取っているつもり」でも、実際には歯の表面(エナメル質)を削ってしまうことがあります。

エナメル質は一度傷つくと元に戻りません。表面が荒れると、さらに汚れがつきやすくなり、歯石の再付着も早まります。

2)歯ぐきを傷つけやすい(出血・炎症・腫れ)

器具は先端が鋭いものが多く、少しの力加減で歯ぐきに刺さったり、歯ぐきの縁を切ってしまうことがあります。

出血が起きると「歯石が取れた証拠」ではなく、傷つけた結果であることがほとんどです。

3)見えている歯石しか取れない=本当に重要な部分が残る

歯石は、目に見える場所だけにつくわけではありません。むしろ問題なのは、歯ぐきの中(歯周ポケット)にある歯石です。ここが残ると、歯周病は改善しません。

セルフで「見える歯石だけ」取っても、歯周病の火種は残り続けます。

4)歯石を“剥がした跡”がザラつき、さらに付着しやすくなる

歯科医院では歯石を取るだけでなく、表面を整える(研磨・ポリッシング)工程を入れることが多いです。

セルフでガリガリ取ると、歯の表面に傷がつき、ざらつきが残って歯垢がつきやすくなります。

5)「取れた感」が強く、受診が遅れやすい

いちばん怖いのはここです。

セルフケアで一時的にスッキリすると、「歯医者に行かなくていい」と思い、歯周病が静かに進むケースがあります。歯周病は痛みが出にくく、気づいた時には歯を支える骨が溶けていることもあります。

歯石がつく場所には“偏り”がある:つきやすい場所は決まっている

歯石がつきやすい場所は、唾液の出口(唾液腺)に近い場所です。代表的には次の通りです。

つまり、どれだけ丁寧に磨いている人でも、生活の中で歯石ができやすい条件が揃えば付いてしまいます。

「歯石がつく=だらしない」ではなく、構造的に起こりやすいことも多いのです。

歯石を放置するとどうなる?――“口臭”から“歯が揺れる”までの現実

歯石を放置すると起こりやすい問題は、主に歯周病の進行です。歯周病は「歯ぐきの病気」と思われがちですが、実際には歯を支える骨(歯槽骨)まで影響します。

歯石がある状態が続くと、こんな変化が起こりやすくなります。

怖いのは、歯周病は初期〜中期に痛みが出にくいことです。

「痛くないから大丈夫」は成立しません。

歯科医院の“歯石取り”は何をしている?――ただ削るだけじゃない

歯科医院で行う歯石除去は「スケーリング」と呼ばれます。
ただ歯石を取るだけでなく、歯周病の進行を止める目的で、次のような内容を組み合わせて行います。

1)歯ぐきの上の歯石(縁上歯石)の除去
目に見える場所についた歯石を除去します。超音波スケーラーを使うことが多いです。

2)歯ぐきの中の歯石(縁下歯石)の除去
本当に重要なのがここです。歯周ポケット内の歯石を除去します。歯周病が進んでいるほど、縁下歯石が多い傾向があります。

3)研磨(ポリッシング)
歯面を滑らかに整え、汚れが付着しにくい状態にします。これがあると「ツルツル感」が出ます。

4)歯周ポケットの検査・セルフケア指導
歯周病の状態をチェックし、どこに汚れが残りやすいか、フロスや歯間ブラシの使い方などを合わせて提案します。
この一連の流れがあるから、歯石除去は“その場しのぎ”ではなく、歯を守る治療になります。

歯石取りは痛い?しみる?――不安を正直に解消

「歯石取り=痛い」というイメージがある方も多いです。実際には、痛みの程度は次の条件で変わります。

歯石の量
歯ぐきの炎症の強さ
歯周ポケットの深さ
知覚過敏の有無

歯石が少なく炎症も少ない場合は、痛みを感じにくいです。
一方、歯周病が進んでいる場合は、歯ぐきが敏感になっているので刺激を感じやすいことがあります。その場合は麻酔を使って負担を減らすことも可能です。
「痛かったらどうしよう」と我慢して受診が遅れる方がいますが、歯周病は早いほど処置は軽く済みます。
不安な方ほど、早めの相談がおすすめです。

歯石はどれくらいの頻度で取るべき?――一般的な目安と個人差

一般的な目安は 3〜6ヶ月に1回 です。
ただし個人差が大きいので、「あなたはどの頻度が最適か」を歯科で決めるのが最も合理的です。

歯石がつきやすい人の特徴としては、例えば次のようなものがあります。

唾液の性質(ミネラルが多い、粘つきやすい)
口呼吸・ドライマウス
歯並びの重なり
矯正装置や被せ物が多い
歯周病の既往
喫煙習慣

「自分はつきやすい体質かも」と思う方は、3ヶ月間隔でのメンテナンスが向くこともあります。

歯石をつきにくくする方法:現実的に効くのはこの3つ

歯石を“ゼロ”にするのは難しいですが、つきにくくすることはできます。ここでは効果が出やすい順にまとめます。

1)フロス(歯間ケア)を習慣化する
歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れは落としにくいです。
フロスや歯間ブラシを使うだけで、歯石の原因となる歯垢の残り方が変わります。

2)歯磨きは“時間”より“当て方”
強く磨くより、毛先を当てることが大事です。
とくに歯ぐきの境目、奥歯の裏側、重なり部分は“当て方”で差が出ます。

3)定期クリーニングで“固まる前に回収”する
歯石になる前の歯垢・バイオフィルムをプロが落とすことで、結果的に歯石が育ちにくい環境を作れます。

「歯石が取れたら終わり」ではない:歯周病の評価が大切

歯石除去はゴールではなくスタートです。
本当に大切なのは、歯ぐきの状態が落ち着くか、歯周ポケットが改善するか、出血が減るか、といった“歯周病の評価”です。
歯石が多い場合、1回で完全に終わらないこともあります。歯ぐきの中の歯石は範囲が広いことがあり、部位ごとに丁寧に進める方が安全で確実です。
そこを無理やり一気に取ろうとすると、歯ぐきに負担がかかることもあります。

渋谷で歯石除去・クリーニングをお考えの方へ

歯石は自分で取れず、放置すると歯周病が進行しやすくなります。
「最近、歯ぐきが腫れる」「出血する」「口臭が気になる」「歯がザラつく」など、気になるサインがある方は早めのチェックがおすすめです。

予防歯科・クリーニング・歯周病ケア、歯医者選びのポイントをまとめた記事はこちら
渋谷で歯医者を探すなら|後悔しない歯科医院の選び方 完全ガイド

よくある質問(FAQ)

Q1. 歯石は一度取れば、もうつきませんか?
つきます。歯石は歯垢が固まったものなので、生活している限りゼロにはなりません。定期的な除去が必要です。

Q2. 歯石取りは保険でできますか?
多くの場合、歯周病治療として行うスケーリングは保険適用になります。状態や希望内容によって変わるため、歯科で確認するのが確実です。

Q3. 歯石取りのあと、しみることがあります。なぜ?
歯石が覆っていた部分が露出したり、歯ぐきが引き締まって歯根が一時的に刺激を受けやすくなるためです。多くは数日で落ち着きます。

Q4. 歯石が多い人は、歯磨きが下手なんですか?
一概にそうとは言えません。唾液の性質、歯並び、被せ物の形、口呼吸など“体質・環境”の要素も大きいです。改善できるポイントは歯科で一緒に探すのが良いです。

Q5. 歯石を取ると歯の隙間が広がったように見えます。なぜ?
歯石で埋まっていた部分がなくなるためです。もともとの状態が見えるようになっただけで、歯が削れたわけではありません。歯周病が進んでいた場合は歯ぐきの腫れが引いて見た目が変わることもあります。

Q6. 口臭が気になるのですが、歯石と関係ありますか?
関係することが多いです。歯石は歯周病菌の温床になるため、歯周病由来の口臭の原因になります。舌苔や虫歯など他の原因もあるので、総合的なチェックが有効です。

まとめ:歯石は“自分で取るもの”ではなく、“歯を守るために管理するもの”

歯石は、歯垢が固まってできたものです。
一度歯石になると、歯ブラシでは落とせず、自己流で取ろうとすると歯や歯ぐきを傷つけるリスクがあります。

大切なのは、
歯石を安全に除去し、歯周病を進ませない状態を作ること。
そのために、定期的なクリーニングと正しいセルフケアが欠かせません。

「最近つきやすい気がする」「口臭が気になる」「出血する」など、気になるサインがある方は、早めのチェックがおすすめです。

渋谷で歯のクリーニングの相談なら、渋谷おおの歯科・矯正歯科が選ばれています。

予防歯科にも力を入れています。




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