2025年10月15日

「仕事が忙しくて通えなくなった」「引っ越しで途中のまま」「留学が終わって日本に戻ってきた」
そんな理由で、マウスピース矯正を中断してしまったまま時間が経っている方はいませんか?
矯正治療というのは長期間にわたることが多いので、人生のタイミングによって「中断」が起こるのは決して珍しくありません。
でも、「もう一度やり直したいけど、最初からになるの?」「費用はどうなるの?」「歯が戻ってしまっていたらダメ?」
──そんな不安を抱えて来院される方が、実はとても多いのです。
結論から言うと、マウスピース矯正は途中からでも再開できます。
ただし、「今の歯の状態」を正確に把握したうえで、「再スタートに必要な調整」を行うことが大切。
今回は、途中でやめてしまったマウスピース矯正を「再開したい」と思った方に向けて、
流れや注意点、そして再スタート後の成功のコツをわかりやすくお伝えします。
なぜマウスピース矯正を中断してしまうのか
マウスピース矯正は、見た目が自然で痛みも少なく、人気の高い治療方法です。
ただし、1日20時間以上の装着が必要で、数か月から1年以上続けるケースも多い治療です。
そのため、こんな理由で途中で止まってしまう方も少なくありません。
・忙しくて通院できなくなった
・海外転勤・留学・引っ越し
・妊娠や育児で一時的に中断
・痛みや装着感がつらくなってしまった
・装着を忘れることが増えてしまった
特に、海外製システム(インビザラインなど)の場合は、
「マウスピースを受け取って途中まで進めたけど、使いきれずに止まってしまった」という声が非常に多いのです。
でも大丈夫。
マウスピース矯正は、途中で止まってしまっても再開が可能です。
ただし、そのまま以前のマウスピースを使うのは避けてください。
中断期間中、歯はどうなっているの?
マウスピース矯正は、少しずつ歯を動かす「連続したステップ」で進んでいきます。
そのため、途中で止まると「予定していた位置」と「実際の位置」にズレが生じます。
たとえば、半年間装着していた人が数か月やめてしまうと、
歯や歯ぐき、噛み合わせが少しずつ元の位置に戻ることがあります。
これは“リバウンド”と呼ばれる現象で、特に動き始めたばかりの歯ほど戻りやすい。
でも、戻った位置を把握して再計画を立て直せば、再スタートは十分に可能です。
再開の流れ ― まずは「今の状態を知ること」から
マウスピース矯正を再開する際は、最初に必ず現在の歯並びをスキャンして、
3Dデータを再構築することから始めます。
最新の機器(iTeroやTriosなど)を使えば、数分で口の中を立体的にスキャンできます。
過去のデータと今の歯並びを比較して、どれくらい動いて・戻っているかを可視化できるのです。
その上で、次の3パターンのどれに当てはまるかを判断します。
ほとんどの方は②のケース。
完全にやり直しではなく、「リセット+リプラン」という形で再開できます。
再開時の費用はどうなる?
もっとも気になるのが「もう一度お金がかかるの?」という点。
答えは、状態によります。
もし短期間の中断であれば、再スキャンや再計画の費用だけで済むケースも多いです。
たとえば、インビザラインの追加アライナー作成費や技工費など、数万円程度で再開できることもあります。
一方で、長期間経って歯並びが変化している場合は、再計画を立て直す必要があり、
新たに治療プランを組み直すことになります。
ただ、すでにデジタルデータが残っているため、完全な「最初から」ではなく、
必要な部分だけをリプランニングできるのがマウスピース矯正の大きなメリットです。
再開の前にチェックしておきたい3つのポイント
再スタートをスムーズにするために、次の3つを意識しておくと成功率が上がります。
まずひとつめは、「中断の理由を明確にする」こと。
忙しさ、痛み、モチベーション低下など、原因を明確にすることで同じミスを防げます。
ふたつめは、「再開後のスケジュール管理」。
マウスピース矯正は“自己管理型”なので、装着時間を守ることが一番の近道です。
スマホのリマインダーやLINEでのサポート機能を活用するのもおすすめです。
そして最後は、「定期チェックを怠らない」こと。
自分では順調に見えても、噛み合わせや動きが微妙にずれていることもあります。
特に再開後3か月は、歯が再び動き出すタイミングなので、丁寧な観察が必要です。
渋谷おおの歯科・矯正歯科での再開サポート
当院では、「途中でやめてしまった方の再スタート」を専門的にサポートしています。
まず、初回カウンセリングで現在の状態を丁寧に確認し、
「どこまで進んでいたのか」「どのステップで止まっていたのか」を一緒に整理します。
そのうえで、再スキャンを行い、過去データ+現在の歯並びをもとに、
あなた専用の“再スタートプラン”を作成。
再開にかかる費用・期間・必要なマウスピース枚数も明確にお伝えします。
また、以前のマウスピースをお持ちであれば、来院時にご持参ください。
残っているデータをもとに、効率的にリスタートできることがあります。
再開した患者さんの声
「留学で半年止まっていましたが、帰国後に再開して半年で完了しました!」
「出産後に再スタートしましたが、以前よりも楽に続けられています。」
「他院で途中だったけど、データを取り直してスムーズに再開できました。」
このように、再開後の患者さんの多くは「思ったよりスムーズだった」と話されます。
途中でやめてしまっても、そこまで落ち込む必要はありません。
大事なのは、「今どうするか」です。
再開するときのモチベーションの保ち方
一度中断した経験があると、「また続けられるかな?」という不安がつきものです。
でも、実は再開した方のほとんどが「前より続けやすい」と感じています。
理由はシンプル。
一度やめた経験があるからこそ、自分のペースや弱点を理解しているから。
通院を忘れないようにLINEで予約リマインダーを設定したり、
モチベーションを保つために「歯の写真」を週1で撮って記録するのもおすすめです。
小さな変化でも“成長の実感”があると、自然とやる気が続きます。
他院で始めた場合でも再開できる?
はい、可能です。
他院で途中まで進めていた場合でも、再スキャンと診断を行えば、
新しいシステムに移行して再スタートできます。
インビザライン、クリアコレクト、アソアライナーなど、
使用していたメーカーによって多少の違いはありますが、
渋谷おおの歯科・矯正歯科では各種アライナーの再設計に対応しています。
「もう一度やりたいけど、データが残っているかわからない」という方もご安心ください。
過去のデータがなくても、今の状態から最適なプランを立て直すことができます。
再スタートは“やり直し”ではなく“アップデート”
途中で止まってしまうと、「もう失敗した」と感じてしまうかもしれません。
でも、実際にはそうではありません。
歯は一生動く組織です。
つまり、今からでもいくらでも修正・調整・再構築ができます。
むしろ、前よりもあなたの生活スタイルや希望に合った形で、
“続けやすい矯正プラン”にアップデートするチャンスです。
たとえば、以前よりも通院が難しい人には、
オンライン診療やLINEでの進捗チェックを組み合わせるプランも可能です。
最後に ─ 再開を迷っているあなたへ
マウスピース矯正を途中でやめてしまったことは、決して「失敗」ではありません。
それは、人生の中の一つの“タイミング”にすぎません。
大切なのは、「また始めたい」と思ったその気持ちを、
今度こそ形にすることです。
歯並びを整えることは、見た目だけでなく、
噛み合わせ、発音、口腔環境、そして自信の回復にもつながります。
渋谷おおの歯科・矯正歯科では、再開カウンセリングを無料で行っています。
「何年も前に止まってしまった」「途中のマウスピースが残ってる」──そんな方こそ大歓迎です。
もう一度、自分のペースで始めてみませんか?
今のあなたに合った新しいスタートを、一緒に設計します。
渋谷おおの歯科・矯正歯科
英語対応・女性ドクター在籍
渋谷駅東口徒歩2分
マウスピース矯正無料相談・再開サポート受付中
