2026年2月18日

渋谷で「顎の痛み」「口が開かない」「カクカク音」が気になる方のための完全ガイド(顎関節症・食いしばり・歯ぎしり)
はじめに:顎の痛みは「放置しない方がいい痛み」です
「口を開けると顎が痛い」「食事の最初の一口が痛い」「顎がカクカク鳴る」「朝起きると顎がだるい」。
渋谷のような都市部では、こうした相談が年々増えています。理由はシンプルで、スマホ・PC作業、ストレス、睡眠の質の低下、姿勢の悪化が重なりやすいからです。
顎の不調は、虫歯のように目で見て分かりにくい一方で、生活のあらゆる場面に影響します。痛みで食事がしづらくなるだけでなく、頭痛、首肩こり、睡眠の浅さ、集中力低下、歯の破折や詰め物の脱離など、連鎖的にトラブルが広がることがあります。
この記事では、顎が痛いときに「何科へ行くべきか」、どんな検査と治療があり、いつ受診すべきかを、歯科の視点で分かりやすく整理します。読み終える頃には、今の症状が「様子見でいいのか」「早めに歯科へ行くべきか」が判断できるようになります。
まず結論:顎が痛いとき“最初に”相談先になることが多いのは歯科です
顎の痛みは、もちろん例外もあります。ただ、多くのケースで関係しているのは次の3つです。
1つ目は 咀嚼筋(噛む筋肉)の過緊張。
2つ目は 顎関節(関節そのもの)の炎症やズレ。
3つ目は 噛み合わせや歯の接触習慣。
これらは歯科が日常的に扱う領域です。とくに「食いしばり」「歯ぎしり」「噛み合わせ」「マウスピース治療」は歯科の得意分野。だからこそ、顎の症状で迷ったときは歯科に相談すると、原因が整理されやすく、遠回りになりにくいです。
顎の痛みのタイプ別:あなたはどれに近い?
顎の痛みは、大きく分けると“筋肉由来”と“関節由来”と“歯・噛み合わせ由来”があり、現実には混ざっていることも多いです。ここでは典型パターンを紹介します。
1)朝のだるさ・疲れ・こわばりが強い:食いしばり型
「起床時に顎が疲れている」「奥歯が痛い」「頬が張っている」「歯がしみる」。
このタイプは、睡眠中や日中の無意識の歯の接触(食いしばり・歯ぎしり)が主因であることが多いです。顎関節そのものというより、噛む筋肉がオーバーワークを起こし、痛み・だるさとして出てきます。
渋谷のオフィスワークやスマホ中心の生活だと、ストレス負荷と姿勢の崩れが重なり、筋肉の緊張が抜けにくくなります。すると顎は“休む時間”を失い、炎症に近い状態になります。
2)口を開けると痛い・引っかかる:関節型(顎関節症の典型)
「口を大きく開けると痛い」「開ける途中で引っかかる」「開けるときにズキッとする」。
顎関節周囲の炎症や、関節円板(関節のクッション)の位置異常が疑われます。
「カクカク音がする」だけの段階なら様子見で済む場合もありますが、痛みや開口量の制限が出ているなら、早めの評価が安心です。
3)噛むと一点だけ痛い:歯の負担集中型
「噛むと特定の歯が痛い」「詰め物をした後から顎がしんどい」。
噛み合わせの当たりが一部に集中し、その歯・周囲の歯周組織・顎の筋肉へ負担が偏っていることがあります。
このタイプは“顎の痛み”と感じていても、実際は歯の当たりの問題がスタート地点ということが少なくありません。
「歯は普段触れない」が正常:顎痛の人はここが崩れています
多くの人が知らない事実があります。
本来、上下の歯は日中ずっと接触しているものではありません。会話中や安静時、上下の歯はわずかに離れているのが自然です。
ところが、ストレスや集中、姿勢の崩れがあると、無意識に“歯を当てる癖”が増えます。これが顎の不調の温床になります。歯を食いしばるほどではなくても、軽く触れているだけで顎は疲れます。この「軽い接触が長時間」という状態こそ、現代型の顎関節症の核心です。
何科へ行くべき?迷いやすい「整形外科・整体・歯科」の整理
顎が痛いとき、受診先で迷うのは当然です。判断の目安をはっきりさせます。
歯科(顎関節・食いしばり・噛み合わせ)が第一候補になりやすいケース
口が開きにくい、開けると痛い、顎が鳴る、朝顎がだるい、詰め物がよく外れる、歯が欠けたことがある、奥歯がしみる、頭痛や肩こりもある。
このあたりは、歯科で原因を整理できる可能性が高いです。
整形外科が向いているケース
転倒や事故など明確な外傷がある、顎が腫れている、発熱がある、骨折や強い炎症が疑われる。
こうした場合は整形外科・口腔外科が優先になることがあります。
整体・マッサージだけで済ませない方がいい理由
整体で一時的に楽になる人はいます。ですが顎の問題は「歯の接触」「噛み合わせ」「夜間の歯ぎしり」など、根本原因が残っていると再発しやすいのが特徴です。
体の調整と並行して、歯科で“原因側”を見ておくと遠回りになりにくいです。
歯科で行う顎の評価:何を見て、どう原因を絞るのか
顎の痛み治療で大切なのは、「いきなり何かを削る」「いきなり高額治療」ではありません。まず原因の整理です。歯科では主に次を確認します。
顎の開き具合(開口量)、開閉口時の痛みの位置、関節の音、筋肉の圧痛、噛み合わせの接触バランス、歯のすり減り・欠け、詰め物や被せ物の高さ、舌や頬に噛み跡がないか、日中の歯の接触癖があるか、睡眠の質、ストレスや生活習慣。
必要に応じてレントゲン等で顎関節周囲を確認し、歯周病や歯の根の炎症など“別の原因”が隠れていないかもチェックします。
顎の痛みは、症状の言葉が同じでも原因は人によって違います。だからこそ、評価が丁寧な医院ほど改善の近道になりやすいです。
歯科でできる治療:基本は「負担を減らして、回復させる」
顎の痛みの治療は、手術が中心ではありません。多くは保存療法で改善を狙います。ここでは代表的な選択肢を、目的とセットで解説します。
1)マウスピース(ナイトガード):歯と顎を守る“土台治療”
睡眠中の歯ぎしり・食いしばりのダメージを減らし、顎の筋肉と関節を休ませる治療です。
「歯が削れるのを防ぐ」だけでなく、「噛む力の方向を分散させる」「筋肉の過緊張を和らげる」という意味があります。
注意点として、マウスピースは万能ではありません。合っていないものは逆に違和感が出たり、症状が変化することもあるため、調整や経過観察が重要です。作って終わり、ではありません。
2)噛み合わせの微調整:当たりの偏りを減らす
詰め物・被せ物の高さがわずかに高いだけで、顎はバランスを崩します。
「最近治療した歯がある」「治療後から顎が疲れる」という方は、この評価が非常に重要です。
ここで大切なのは“削りすぎないこと”。適切な診断のもとで、負担が集中しているポイントを調整し、顎が自然に動ける状態へ近づけます。
3)筋肉のケア(セルフケア指導含む):日中の癖を変える
顎の痛みを繰り返す人は、生活の中にトリガーが残っています。
代表が「歯を当てる癖」「姿勢」「睡眠の浅さ」。
治療は医院だけで完結しません。日中の接触癖を減らす指導、顎周りの緊張を抜く方法、食事(硬いものの連続を避ける等)など、再発しない土台づくりが効きます。
4)ボツリヌス治療(咬筋の過緊張が強い場合)
強い食いしばりがあり、頬(咬筋)が過緊張を起こしている場合に検討されます。
マウスピース+生活習慣改善でも追いつかないとき、筋肉の暴走を抑える選択肢として有効なことがあります。
ただし適応・量・頻度は個人差が大きく、診断が前提です。
「顎が痛い」を放置すると起こりやすいこと
顎の症状は波があります。痛い日があったり、楽な日があったりする。その波が“放置を招く”のですが、放置で困りやすいのは次のパターンです。
痛みが慢性化し、顎だけでなく頭痛・首肩こりが定着する。寝ている間に歯が欠ける、ヒビが入る、詰め物が外れる。奥歯がすり減って歯がしみる。顎をかばう噛み方になり、別の歯へ負担が移る。
結果として「顎だけの問題だったはずが、歯の問題へ発展する」ことがあります。
だから、強い痛みがある場合や、口が開きづらい・ロックする感じがある場合は、早めの受診が安全です。
渋谷で顎の相談をするなら:医院選びのポイント
渋谷は医院が多い分、選び方で結果が変わります。顎の相談で重要なのは「専門医院かどうか」よりも、次の視点です。
顎関節・食いしばりを“日常的に診ているか”。症状を聞くだけでなく、噛み合わせや生活習慣まで含めて評価しているか。マウスピースを作って終わりではなく、調整や経過を見てくれるか。
そして何より、顎の痛みを“歯だけの問題”として短絡的に扱わず、筋肉・関節・噛み合わせの三方向から整理できるか。ここが差になります。
顎が痛いときの判断はシンプルです。
「口を開けると痛い」「開けにくい」「カクカク音」「朝の顎のだるさ」は、歯科で原因を整理できる可能性が高い。
外傷や腫れ・発熱があれば整形外科・口腔外科も検討。
そして、顎の治療は多くの場合、マウスピースや噛み合わせ調整、生活習慣改善などの保存療法で改善を目指す。
この3行を覚えておくだけで、受診の迷いが減ります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 顎が鳴るだけなら放置で大丈夫?
音だけで痛みがなく、口も問題なく開くなら経過観察になることもあります。ただし、痛みが出てきた、開きづらくなった、頻度が増えた場合は早めの評価が安心です。
Q2. マウスピースは一生必要ですか?
一生必要な人もいれば、症状が落ち着いたら使用頻度を下げられる人もいます。重要なのは「今の顎に負担がかかっているか」を見ながら調整することです。
Q3. 顎関節症は治りますか?
“完治”というより“コントロール可能”という表現が近いです。原因(食いしばり、姿勢、ストレス、噛み合わせ)が整えば、症状は大きく改善します。
Q4. 顎が痛いとき、やってはいけないことは?
硬いものを連続で噛む、長時間のガム、痛い側で噛み続ける、無理に口を大きく開ける(あくびを我慢せず全開にする等)は悪化しやすいです。
Q5. どのタイミングで受診すべき?
痛みが数日続く、口が開きづらい、噛むと強く痛い、ロックする感じがある、頭痛や首肩こりもひどい、詰め物がよく外れる・歯が欠けたことがある。これらがあれば早めの相談が推奨です。
まとめ:顎の痛みは「原因を整理すれば」改善できる可能性が高い
顎の痛みは、放置して治ったり悪化したり波があるため、判断が難しい症状です。ですが、原因は多くの場合、食いしばり・歯ぎしり、噛み合わせの偏り、筋肉や関節への過負荷にあります。
つまり、原因を整理して負担を減らせば、改善できる可能性は十分あります。
渋谷で顎の痛みに悩んでいるなら、まずは歯科で「顎の評価」を受け、あなたの顎に起きていることを言語化してもらう。それが最短ルートです。
顎の痛みは「一時的な不調」ではなく、
食いしばり・歯ぎしり・噛み合わせ・生活習慣など、複数の原因が重なって起こることが多い症状です。
渋谷で顎関節症の相談なら、渋谷おおの歯科・矯正歯科が選ばれています。
食いしばり・歯ぎしり・噛み合わせ治療に対応しています。
今回の記事では「顎が痛いときの受診先」や「歯科でできる治療」を中心に解説しましたが、
顎関節症の原因・治療・セルフケア・再発予防まで体系的に知りたい方は、下記の完全ガイドをご覧ください。
顎の痛みを繰り返さないために、まずは全体像を知ることが大切です。
