睡眠時無呼吸症候群|渋谷駅から徒歩1分の歯医者│渋谷おおの歯科・矯正歯科

〒150-0002東京都渋谷区渋谷3-18-8 大野ビル4階

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睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群|渋谷駅から徒歩1分の歯医者│渋谷おおの歯科・矯正歯科

睡眠時無呼吸症候群とは?

寝ている男性

睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)とは、睡眠中に一時的に呼吸が止まってしまう状態が繰り返し起こる病気のことです。
呼吸が止まると血液中の酸素が十分に行き渡らなくなり、心臓や脳に負担がかかりやすくなります。また、睡眠が十分にとれずに疲労が残るため、日中の眠気や集中力の低下といった症状が出現しやすくなります。

いびきや日中の眠気が気になる方へ

いびきは、気道(空気の通り道)が狭くなることで出る音です。特に寝ているときに気道が狭くなり、いびきが大きくなることがあります。
「夜、いびきがうるさいと言われる」「朝起きたときにだるさを感じる」「日中に強い眠気を感じる」などの症状がある方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。そのまま放っておくと健康リスクが高まるため、早めの受診をおすすめします。

こんな症状は要注意

以下のような症状がある場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性を疑ってみましょう。

  • 大きないびきを常に指摘される
  • 夜間に何度も目が覚める、トイレに起きる回数が多い
  • 朝起きたときに口が渇いている、のどの痛みを感じる
  • 朝からすでに疲れている、集中力が続かない
  • 車の運転中に眠気を感じる、居眠りしてしまう

セルフチェックのポイント

  • スマホアプリでいびきや睡眠状態を測定
  • 家族やパートナーと協力して寝ている間の状態を観察
  • 日中の眠気レベルや集中力の低下をメモしておく

放置すると健康リスクが高まることも・・・

睡眠時無呼吸症候群を放置すると、高血圧、心臓病、脳卒中などのリスクが上昇します。また、慢性的な疲労や集中力低下により、仕事や家事、運転などの日常生活にも支障をきたす恐れがあります。
早期発見・早期治療でリスクを最小限に抑え、安心して毎日を過ごすためにも、気になる症状がある場合はお気軽にご相談ください。

お口と睡眠の関係

お口の中の状態は、睡眠の質と深い関係があります。顎や舌の位置、歯並びなどによって、寝ているときの気道の広さが変わり、呼吸しやすさに影響を及ぼします。

  • 顎や舌の位置
    就寝時に舌や顎が後方へ下がりすぎると気道を圧迫し、無呼吸やいびきの原因になりやすいです。
  • 歯並びや噛み合わせ
    歯並びが乱れていると顎の位置がずれ、気道を狭めやすくなる場合があります。

歯科でできる無呼吸症候群の治療

歯科クリニックでは、主にマウスピース(口腔内装置)を用いて気道を確保する治療を行うことができます。

  • マウスピース治療
    就寝時に専用のマウスピースを装着し、下顎や舌を前方に保つことで気道の狭窄を防ぎ、無呼吸やいびきの症状を軽減します。
  • 歯並びの改善
    必要に応じて矯正治療などにより歯並びを整え、顎や舌の位置を正しい位置に導くことで、呼吸をしやすくします。

治療の流れ

当院での睡眠時無呼吸症候群の治療は、以下のようなステップで進めます。

1

初診・カウンセリング

現在の症状や睡眠の状態、いびきの有無などを丁寧にヒアリングし、必要に応じて睡眠検査を行います。

2

口腔内検査・診断

歯並びや噛み合わせ、顎や舌の位置を確認し、マウスピース治療の適応かどうかを診断します。

3

マウスピースの作製

患者さん一人ひとりのお口に合わせて型取りを行い、専用のマウスピースを作製します。

4

フィッティング・調整

実際に装着してみて、痛みや違和感がないかを確認しながら、必要に応じて微調整を行います。

5

定期的なチェック

一定期間使用した後、お口や顎関節の状態、睡眠の改善度合いなどを確認し、装置の再調整やリニューアルを行います。

マウスピース治療のメリット

睡眠の質が向上

気道をしっかり確保できるようになるため、深く質の高い睡眠が得られます。

いびきや無呼吸が軽減する

ご家族や周囲の方からの「いびきが気になる」という声が少なくなり、自分自身でも疲労回復の違いを実感しやすくなります。

身体への負担が減る

酸素不足による心臓や脳への負担が軽減され、高血圧や心血管系のリスクを下げる効果が期待できます。

装置が比較的簡単

マウスピースは携帯しやすく、手入れも簡単です。手術などの大がかりな治療を避けたい方にも適した方法です。

日常生活でできるセルフケア

睡眠衛生を整えるポイント

  • 規則正しい就寝・起床時間の設定
    毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きるようにすると、体内リズムが整い、深い睡眠をとりやすくなります。
  • 寝室の温度・湿度・光量など環境を整える
    眠りやすい室温はおおむね18~22℃、湿度は50~60%が目安です。部屋が暑すぎたり乾燥しすぎたりすると睡眠の質が下がります。光量もできるだけ暗めにして、脳を休ませやすい環境を整えましょう。
  • 寝る前の飲酒・喫煙・カフェイン摂取を控える
    お酒やタバコ、コーヒーや紅茶などのカフェインは、眠りを浅くする原因になります。少なくとも寝る2~3時間前からは控えるのがおすすめです。
  • 適度な運動や食事管理で体重をコントロールする
    肥満は気道が狭くなる一因となり、いびきや無呼吸を引き起こしやすくします。ウォーキングなどの適度な運動やバランスの良い食事で、健康的な体重を維持しましょう。

口呼吸から鼻呼吸へ

  • 口呼吸によって喉の乾燥を招くと、いびきが生じやすくなる
    口を開けて眠ると喉が乾き、粘膜が振動しやすくなるため、いびきが大きくなります。また、細菌やウイルスが入りやすくなるリスクも高まります。
  • 鼻呼吸を意識するトレーニングや、鼻づまりの改善が重要
    鼻呼吸を習慣づけることで、気道を確保しやすくなり、いびきや無呼吸の予防につながります。鼻づまりがある場合は、耳鼻咽喉科で原因を確認し、適切な治療を受けることも大切です。

よくあるご質問(Q&A)
〜治療前に気になるポイントをまとめて解決〜

マウスピースはどれくらいの期間使うの?

個人差はありますが、基本的には症状が改善しても継続して装着するケースが多いです。定期的な検診で使用状況を確認しながら、段階的に使用を調整していきます。

痛みや違和感はないの?

初めのうちは少し圧迫感や違和感を感じることがありますが、調整を重ねることで慣れてくる方がほとんどです。痛みが続く場合はすぐにご相談ください。

仕事で深夜帯のシフトがあるが、治療は可能?

深夜勤務があっても、マウスピースを使った治療は可能です。就寝時に装着するという点は変わりませんので、シフトに合わせて対応できます。

いびきが気になっているが、必ず検査が必要?

いびきの原因を正確に把握するために、まずは検査を受けることをおすすめします。いびきの背後に無呼吸症候群が隠れている場合もあるため、早めのチェックが安心です。

どんな症状があれば睡眠時無呼吸症候群を疑うべきですか?

1. 日中の症状では、昼間に強い眠気を感じる、会議中や運転中でもウトウトしてしまう、集中力が続かない、記憶力が落ちた、頭痛や倦怠感が朝からある、などが挙げられます。

2. 睡眠中の症状では、大きないびき、呼吸が止まっているように見える(無呼吸)、寝汗をかく、頻繁に寝返りを打つ、息苦しさで目が覚める

3. その他に、夜中に何度もトイレに起きる、起床時に口が乾いている、高血圧・糖尿病・肥満などの持病がある、などの症状も注意が必要です。

検査や治療にはどのくらいの期間・費用がかかるのですか?

検査にかかる期間・費用

  • 簡易検査(自宅でできるスクリーニング検査)
    小型の測定機器を使い、自宅で一晩測定します。
    所要時間は1~2日で、費用は3000円から5000円(保険適用で3割負担)になります。
  • 精密検査(入院型ポリソムノグラフィー)
    病院に1泊して脳波・呼吸・心拍などを詳細に測定します。
    所要時間は1泊2日で、費用は10000円から15000円(保険適用で3割負担)
    紹介状をお渡しするかたちになります。

治療にかかる期間・費用

  • 軽度~中等度の方へのマウスピース治療(スリープスプリント)
    就寝時に装着する専用マウスピースで気道を確保します。
    作製期間は検査後、約1週間程度で、費用は4500円から7500円になります。
    また、CPAP適応でない軽症から中等度の方の治療になり、診断書が必要になります。
    CPAPが適応の方には紹介状をお渡し致します。

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